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的を射た。 [ODさんといっしょ]

相手を批判することなんて、とても簡単なことなのです。
ただひたすら、気に食わないことを列挙していれば済むことですから。
ところが、これが愛する家族の話になれば、途端にうまくいかない。
何故なら、相手への批判は次の瞬間に「お前は相手にどんなことをしてあげていた?」と
自己批判というかたちで跳ね返ってくるからです。まるで鏡のように。

我が家でも、まさにそのまんまでした。
私は基本的に冷酷残忍で「結果は全て当人の生きざま」と捉える価値観にいますが、
妻は性根が優しいものだから「子どもの持ち物には自分に何か責任があるはず」と
そんな風に考えてしまうようです。
育て方が、伝え方が、そもそもDNAが悪かったのかも、と。
分からない。いろんな夫婦の形があるし、問題の抱え方はご家庭ごとに違うからさ。
ただひとつ、我が家の話で誇れることは、私はともかく妻の方がすごーく積極的に
子どものことに未来志向でいてくれること、なのです。
彼女は本当に面倒見が良くて。私は逆に生来からの「見限る主義」論者なのに。

その妻が、数日してLINEでピックアップしてくれたのです。
http://www.jisinsin.jp/detail/01-tanaka.htm
 なんか聞いたことある症状ばかり」
那須与一の矢のように、ピシャっと的を射た音が聞こえた気がした瞬間でした。
間違いない。
その憶測を専門医に持っていったら、やはりその通りの診断が下りました。

起立性調節障害、これがいま正に彼が罹患している病気の本質。
基本的には自律神経の失調。
では、彼が「普通の」日常に戻るために何が必要なのか。
敵の正体がチラリと見えた今、こちらの勝算も見えてきました。
我が家では有難くも、わずか2ヶ月で敵の本丸を見出すことができました。
が、彼を健康的な心身状態に奪還することは容易ではないでしょう。
何故なら、彼が「低きに導かれやすい水の如く」の思春期にあるから。
端的に言っちゃえば、バカだもん。バカを賢くするのは大変だよ。


今日はいっぱいプロローグを綴りましたが、きっとこれからが本番。
余談として皆さんにご報告することもチョロチョロあります。
ときどき覗いていただきながら、もし同じような悩みをお持ちの方は
コメントしていただければと思います。お互い頑張りましょう。

あの野郎、今日は気分良く風呂に入っていったみたいです。
そのまま12時前に寝入ってしまえば良いのだがなぁ。
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