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ミッドナイト・サブマリン [ODさんといっしょ]

4日は頑張って早起きした後に夜まで長いこと覚醒していることができたけれど、
5日から6日にかけては、起床時間がだいたい午前10時頃……というのは良いが、
ご飯を食べては満腹ついでに寝てしまい、腹が減ってはまた起きて……。
で、今日はやはり10時頃起床、昼飯を済ませて眠りに就いた(らしい)後は
夕ご飯の時間になっても部屋から物音ひとつせず、ついに深夜を迎えてしまいました。
 
せっかく人間に戻れる生活リズムへ近づけたかと思ったら、
また軌道を外れて行ってしまったよ。ハレー彗星かお前は。
 
ほんの一瞬、「これは冬休み明けから午後登校できるか?」なんて
ワクワクしてみたんですけどね。
まあ、仕方ない。
「ちょっと眠いけど、ここは堪えて夜まで頑張ろう」とか
本人にそういう気持ちが全然ないうちは、期待しちゃダメだわ。
浮上したり潜ったり、壊れたラジコンの潜水艦でも眺めているつもりで
のんびり観察を続けることにしましょう。
 
それにしても、これだけ運動しないで家の中にばかりいて
よくも退屈しないものだなぁ。ある意味、すげえ。
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とってもメリーゴーランド [ODさんといっしょ]

ブログが更新できないのは、仕事が忙しいからでも何でもなく、
単純に「三男坊の様子に何の変化も見られない」からで。
 
一ヶ月も経たぬ前に、心のお医者さんで
「ちょっと頑張って、行動から気持ちを前に向かせることが大事」
と教えてもらったはずなのだが。
その頑張りは一週間と持たず、あっという間に彼の普段通りに逆戻り。
 
朝、というか昼も午後3時~4時頃まで延々と眠り続け、
親が仕事から帰って来る時間にようやく目覚めては「腹が減った」とのたまい、
食事の手伝いをする訳でもなくゲームやらテレビやらと画面かり眺め、
好きなことをしているときだけはゲラゲラと大声で笑い、騒ぐ。
で、夕飯後に風呂洗いをお願いされると途端に頭痛を訴えて、
勉強はしたのかと聞かれれば、逃げるようにしてフテ寝。
そうやって、親が寝静まった深夜1時~2時頃になってリビングに下りてきて、
冷蔵庫や引き出しから自分の食べられそうなものを物色して、
明け方に眠くなるまで再びダラダラとテレビを眺める。
そんなおかしなメリーゴーランド生活を、年が変わっても続けていたら。
 
今日の三男坊は朝方7時には目覚めてリビングにおりました。
おかしなメリーゴーランドが周回遅れで地球の自転に追いついたらしい。
……やれやれ。
せっかくの棚ボタだ、これを活かして彼の生活リズムを真人間に近づけてやろう、と
ひとまず叱らず腐らせずしながら本日はうまいこと引っ張ってみました。
外は断続的に雪模様で、運動させることまではできなかったけれども、
はたして年明け早々から良い兆しが見えることを願うばかりなのです。トホホ。
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オリガミイズム [ODさんといっしょ]

実は工作好きな三男坊なのです。
こないだ、暇つぶしにプラモデルでも作ってみたらどうだろう、と
某家電量販店でプラモを買ってみたら(何であんなに品揃えが良いんだビックカメラよ)、
割と嬉々として製作に臨んでいたらしい。
 
多分、彼に必要なのは「小さな達成感」の積み重ねなのかなー、と。
巨視感的な努力が全然できないからね。だから刹那的なゲームが好きなのかもしれない。
 
で、21時を過ぎて今日の三男坊が没頭しているのが、「折り紙のくず入れ」作り。
妻の仕事場(学習塾)で、消しゴムのカスとか細々した奴をポイポイするために
作り溜めするのを手伝わせているのだそうだ。
妻曰く、ひとつ作ったら5円の報酬とのこと。随分と割の良い仕事じゃないか。
私だったらひとつ25銭くらいに設定しちゃうけどな……(鬼
 
「作りまくって、母ちゃんの財布の中の小銭を空にしてやる!!」とのたまうから、
「なあ、ひとつお前を賢くしてやろう。仕入れの基本は大量ロットで安く買うことだ。
 つまり、1個5円のものを、200個まとめてなら800円でどうだ! ってな」
って教えてあげたら、しばらく豆鉄砲を食らった鳩のような顔をしてから
 
「それ、オレ損してない? ダメじゃん!!」
 
と気付いた小僧。おお、手先を動かしたから脳細胞が活性化しておる!!
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できっこないをやらなくちゃ [ODさんといっしょ]

先週の金曜、三男坊ははじめて「心のお医者さん」に診てもらってきました。
とは云え、そっち方面の症状が深刻になった、という訳ではなく、
ODの診断を出してくれた先生から「もしかしたら、ということもありますから」と
先々月の末頃に紹介状を書いてもらったのが、ようやく打順が回ってきたという訳。
 
親の方でもその間にいろいろと勉強を重ねていて、
「少なくともコイツは絶対にウツではない、はず」と確信していましたから、
果たして今になって受診してどんな進展があるのだろうか、と
実は多少疑問に思っていたところではありました。
 
果たして、10時の診察に間に合うように朝からせっせと三男坊を早起きさせて
病院へ引きずっていった妻の感想は、
「ひとまず診察受けて良かった。新しいことも勉強できた」
と、一苦労した以上の成果を得られたようでした。
 
本日お医者さんから提唱された認知行動療法というやつをざっくり言えば、
病気の症状である身体反応に影響する気持ちやモチベーションを上向かせるために、
まずは行動を変えてみよう、ということ。
人の心理(気分・感情)や考え方(認知)はそう安易に変えることはできないけれども、
「何をする」「何を我慢する」という行動は、ちょっと頑張ればすぐに変えられる。
そして、行動と感情、認知、それに身体反応はそれぞれが影響し合っているから、
最もコントロールしやすい行動を改善することで、好影響の連鎖を作り出そう、と。
たとえば、気分が優れなくてもちょっと頑張って目を覚ましたまま過ごす。
たとえば、やる気がでなくてもちょっと頑張ってできる範囲で身体を動かす。
そうすることで、カラダは少しずつ「夜眠くなり、朝目が覚める」リズムを取り戻し、
普通に近い生活サイクルができてくることで気持ちも明るく上向いてくる、と。
そんな感じの理論らしいです。
 
どこかで聞いたことがあると思ったら、アレですか。
ヒンドゥー教の経典にあるという有名な教えですね。
確か、
 味の乱れは心の乱れ、
 心の乱れは家庭の乱れ、
 家庭の乱れは社会の乱れ、
 社会の乱れは国の乱れ、
 国の乱れは宇宙の乱れ。
でしたっけ。全てがつながり影響し合っている、という理論ですねぇ。
 
……ちょっとしんどいの我慢して朝日浴びて目を覚ませ、とか
ちょっとしんどいの我慢して犬と一緒に散歩して体を疲れさせろ、とか
これまで父がずーっと三男坊に言ってきたこと、そのまんまなんですが???(ーー;
 
まあ、所詮は思春期真っただ中の反抗期小僧。
耳障りに聞こえる親の説教より、優しげなお医者さんのアドバイスの方が
100万倍ありがたーく胸に響くのでしょう。とほほ。
ちょっと頑張る。ちょっと我慢する。
楽したがりで堪え性のない三男坊には割といばらの道っぽいけど、
そこを通らなけりゃ治るもんも治らない。日々精進してもらうことにしようかねぇ。
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あの坂をくだれば [ODさんといっしょ]

仕事場と自宅とは車で2~3分ほどの距離しか離れていないので、
いつも私は昼ご飯を家に戻って食べています。
ちょっと前までは、妻は仕事、子どもたちは学校に出かけていて
犬と一人一匹でなんちゃってシエスタを満喫していたお昼休みは、
今ではすっかり三男坊の目覚めているかどうかをチェックする時間になりました。
まあ、だいたいいつも寝たままだから、チェックの意味を成していないのだけれど。
 
で、2、3日前くらいからだろうか、三男坊のお昼のお弁当に
100円玉が入った小さなポーチが添えられるようになりました。
これは何だ? 前日のお風呂洗いのお駄賃とかかしら?
 
妻に聞けば、その100円の正体は
三男坊に『近所のコンビニで自由に使っていいお金』として授けているものらしく、
コンビニのレシートと引き換えに、翌日の100円を交付する仕組みなのだそうだ。
指定のコンビニは高台にある我が家から坂を下って300mほどのところにあり、
買い物に出て往復すればひとまずそれなりの散歩にはなる。
100円あれば適当な駄菓子が買えるし、それより高いものなら自身の小遣いを使えば良い。
兎にも角にも運動することに楽しい動機付けを与えてやろう、という妻の目論見のようだ。
 
……お手とかお座りとか伏せとかすればエサをもらえる! みたいな
そんな雑な条件付けに受け取られなければ良いが、大丈夫なのか三男坊??
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自由になりたくないかい? [ODさんといっしょ]

さて、急に禅問答のような話になりますが、
 
「自由っていったい何なんでしょう?」
 
今朝、高2の長男君を車で学校まで送迎する最中、
(朝夕が凍えるほど寒い冬場は、雪が降っていなくても送迎することにしている)
一家イチのフリーダム野郎にこんなことを問うてみたのでした。
もちろん、彼のプレ受験生らしからぬ奔放さ加減を揶揄する気持ちはなく、
単純に、ウチの長男がこの命題をどのように認識しているのかを
親としてチェックしておきたかったからでした。
 
長男「自分の信念を貫くこと、じゃないのかな」
 
私 「ほう。では、そのためにはどんな心掛けが必要かね」
 
長男「周りに流されないこと、だと思うけどね」
 
なるほど、高校生らしいアオハルな答えじゃないか。
父として、良い育て方をしたと自賛しちゃうぞ。
 
 
 
思うに、自由というのは、自らの意思と責任で行動することではないかと。
単に「束縛されない、支配されない」というのとちょっと異なるのは、
自らの行動に対して責任を負うところまでを含めて考えたい、という点。
そう、「自由であること」と「好き勝手すること」とは全く違う。
 
 自由っていったいなんだい?
 どうすりゃ自由になるかい?
 自由っていったいなんだい?
 君は思うように生きているかい?
  (尾崎豊『Scrambling Rock'n Roll』)
 
1980年代をそういう年頃で過ごした人なら誰でも知っている(ある種の)カリスマ、
尾崎豊氏は当時の少年少女たちにこう問いかけていました。
大人になって改めて聴き直すと、
「お前らの求めてる【自由】って本当の自由か?」
とメッセージを投げかけているようにも思えてくるのは、歪めた解釈でしょうか。
 
 
 
で、そんな小難しい禅問答を何故朝っぱらからやらかしたかと言うと、
今朝の起き抜けに妻から伝え聞いた、三男坊のつぶやき。
 
「俺、自由にゲームしたいだけなのに……」
 
自由は降ってくるもんでも湧いてくるもんでもねえ!
まずはゲーム三昧でぶっ壊れた生活リズムを何とかしやがれ、話はそれからだわ!!
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フレンズ [ODさんといっしょ]

三男坊の起立性調節障害と付き合うブログを綴るようになってから数日、
「久しぶり。」の書き出しではじまるコメントをいただきました。
 
「ん?『久しぶり』ってことは、知り合いかしら?」
 
とは言え、すぐにパッと思い浮かぶ心当たりがある訳でもなければ
コメント主がどなたなのかを追いかける情報がある訳でもない。
誰なのかなー、と少しモヤモヤしていたら、
少しして、LINEで本人から種明かしがありました。
それは、Facebookでもつながっている、東京の旧友でした。
 
あれは私が大学生の頃。夜中にテレホーダイでネットにつないでた時代だっけ。
チャットルームで仲良くなった面々と「オフ会仲間」になって、
一種独特な友人関係を楽しんでいた時期がありました。
そんなオフ会仲間の一人が、実はいま一緒にいる妻だったりするのだけれど。
で、彼は妻と共通の「オフ会仲間」からずっと付き合いの長い友人なのです。
 
聞けば、彼もお子さんの一人がADHD(発達障害の一種)を抱えていて
毎日たいそう賑やかにお過ごしとのこと。
ブログで私の家族の現状を知った彼は、ずいぶん長いこと会っていない遠方の旧友に
「気楽に、笑いにかえていったらいいんじゃないかな」
とアドバイスをくれたのでした。
昔から気ぃ遣いの人でしたからね。ホント、ありがたい限りです。
 
一方、妻はこの土日、同じような病を抱えるママ友と相次いで会食。
ちょうど、長男&次男の部活の同期だったママ友がそういう系の云わば先輩で、
妻はこの頃抱え込んでいたいろんなことを話し込んで、スッキリしたみたいでした。
スッキリし過ぎてちょっと疲れてしまったようですが。
 
我が子に訪れた病に立ち向かうために、親はがんばる。
でも、夫婦二人で悩み試行錯誤していたらすぐに煮詰まっちゃう。
そんなときには、ふと周りを見回して、誰かに助けを求めれば良いんですね。
持つべきものは、そして作るべきは、友だちだなぁ。
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波乗りジョニー [ODさんといっしょ]

起立性調節障害は、自律神経の機能障害によって血圧や脈拍に異常が現れる病気。
低血圧の一種と、いう訳でもないのだろうけれども、病状を観察していると
天候や気圧に少なからず影響を受けているような気がしないでもありません。
天気が悪いと具合が良くなかったり、低気圧が近づくと機嫌が悪かったり。
まあ、何事も気分が大事ですから。どんよりした空模様だとそうなるのかしら。
 
で、ここ2日ほどは非常に体調が芳しくなく、昼過ぎまで起床してこなかった三男坊が
今日は(ベッドから出てきたのは13時頃らしいが)夕方はだいぶ元気で、
一週間ぶりに学校に顔を出して先生とあれこれ話をしてきたようです。
ただし、保留にしている定期試験を消化することはしてこなかったらしい……。
アイツ、この3週間で2教科しか試験受けてねえぞ(ーー;
 
夕飯も食欲十分に平らげた後は、
母のケータイで動画鑑賞をしながら、ひたすら階段昇降。
さらには家の中をウロウロと歩き回り。
どうやらこれは妻が三男坊に「スマホで動画を観たいなら歩きながらすること」と
条件を提案したためらしい。
聞けば、本なのかサイトなのか出典はあいまいながら、
我々が参考にしているこっち方面の専門医師・田中英高先生の曰く
 
「子どもにスマホを触らせるなら、歩きスマホ上等!!」
※決してこんな言い回しではありません。きっと。
 
っておっしゃっていたらしいのです。
確かに、スマホいじって血圧や脈拍の乱高下の苦痛が紛らわせられるなら、
ついでにリハビリがてら歩き回っていれば、運動という治療の一環にもなる。
なるほど、一石二鳥じゃないか。
 
果たして三男坊に関しては、その効果は絶大なようで、
これまでは外へ散歩へ出かけるにも億劫がっていたのが、
「スマホが見られる」という条件付けをしてやっただけで
あっちこっちで壁やら棚やらにぶつかりながら、めげずに随分長いこと
歩きスマホに興じていたのでした。多分、昨日までの3日分は歩いたっぽい。
変化球というか変わり種というかだけど、結果オーライと思うことにします。

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理屈いっぱいの愛を [ODさんといっしょ]

起立性調節障害は朝がツラくて起き上がれないから、自ずと起床が難しくなります。
まず、体を起こすところからしんどい。立ち上がるのなんてもっとしんどい。
活動しようとしても具合が悪くなるだけなので、朝のうちは思うように体が効かないのです。
そのため、「横になっているだけでツラい」という重症な方もいらっしゃるようですが、
ウチの小僧の場合、午前中はキツい体調をやり過ごすためにとにかく寝ています。
 
しかし、体調が芳しくなる夜は元気に過ごせてしまうもので、
おまけに運動していないから身体が疲弊しているということもないので、
夜更けになっても目がランラン、何することがなくても眠気がやってくる気配がない。
今、彼は完全に体内時計の針がねじれて狂ってしまっている状態です。
 
そもそも、起立性調節障害は自律神経系の病気であって、
自律神経は「自らの意志と関係なく身体の健康的な営みを司どっている」。
それなら、こいつが自動的にシステム復旧できるように仕向けてやる、
例えば朝は陽の光を浴びて多少なりとも動く、食事は決まった時間に食べる、
日中に適度な運動をする、そして夜は眠れなくても床に就いて身体を休める、
そういった「当たり前の日常のリズム」を心臓マッサージのように働きかけることで
自律神経の軌道修正を促すのが正攻法だろう、と私は捉えているのです。
 
だから、三男坊が夜中にコソコソとラノベ読んだりしている気配を感じると、
私は容赦なく彼の部屋のブレーカーを落とします。
ついでに廊下のブレーカーも落とす。扉を開けても明かりが採れないように。
本人が病気とタイマン張ろうとしないんだから、
こっちの方で仕向けてやらなけりゃ治療のレールにも乗らない訳じゃないですか。
 
一方、妻はこの辺のことについて、文献を漁り過ぎて収拾がつかなくなったようで
「来週末に心の病気のお医者さんにかかるから、それまで様子を見てみては?」
と、ブレーカー落としの強行作戦には否定的なのです。
まあ、ね。夜更けに電気も通ってない部屋で何もできることがない、というのは
彼にとっては酷かもしれない。いや、だいぶ酷だよ。
一時の苦痛を味わわせてでも病気と向き合う自覚が欲しい、と思う父。
専門家の適切なアドバイスを求めるまでは息子に酷な思いはさせたくない、と思う母。
このディープなディスカッション、実は今日の起き抜けにやり合った話です。
忙しい朝方、手短に10分もないくらいで台所で話し合ったことですが。
 
私も妻も、三男坊のこの病気と対峙するのは全く初めてのこと。
でも、専門家が本に著している中身は、真実だろうけれどもあくまでも最大公約数。
それなら、僕らは僕らで、適宜軌道修正しながら
「これが彼にとっての一番だ!」という接し方に虚勢張って臨むしかないんじゃないだろうか。
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ODのライブなリアル感触(小学校編) [ODさんといっしょ]

この春に三男坊が卒業した小学校の、私はPTA会長を務めていたのですが、
子どもが全員小学校から出荷されたというのに、「顧問」という役を与えられ私だけ留年。
今日は、その小学校の学校運営協議会という会議に参加してきたのですよ。
 
前半は1・2年生の授業参観。
授業中、子どもたちも先生もずっとマスクを付けっぱなしです。
今や「対策を徹底している」と称賛されるこの光景は、ひと昔前なら異様に映ったはず。
常にマスクを付けているという、ちょっとの不自由を当たり前の日常に変えてしまう。
子どもたちの順応性に驚くとともに、先生方のこの数カ月のご苦労をとても強く感じました。
 
でも、自分の子のときも含めて低学年の子たちの授業参観をずっと続けていて思うことは、
何だか今年の子どもたちは少し集中力が足りない、気がする。
席を立つ子、手を動かせていない子、視線がキョロキョロと定まらない子、みたいなのが
去年までに比べてちょっと目立つように思えました。
みんなマスクをしていて、お友だちや先生の表情を全部見ることができないから
子どもたちの中でどうしてもどこか落ち着かなく感じてしまうものがあるのかしら。
 
後半は、地域の方々から任命された協議会委員の皆さんと校長先生との意見交換会。
コロナ対策に試行錯誤しながら子どもたちに向き合う学校の取り組みを評価する声、
教育現場に対する地域住民としての質疑応答など、意見が交わされる場です。
私も一人の委員として、そして我が子がコロナ禍の影響を受けたっぽい親として、
率直な質問をしてみました。
 
「コロナ禍のストレスから学校に行けなくなっている子どもはどのくらいいるの?」
 
校長先生から具体的に「○○人」という数字は示されませんでしたが、
いま私が暮らすこの片田舎の小学校でさえ、中学年・高学年の子たちの中で
三男坊と同じ起立性調節障害を発症したり、似たような自律神経系の症状などにより
学校に毎日通うことが難しくなっている子どもの数は例年より明らかに多い、とのこと。
そして、そうした子どもたちの患う病気については先生方も学んで理解を深め、
子どもたちに対する接し方を工夫したり、保護者に向けてはフリースクールの利用などの
情報提供も積極的に行っている、というお話でした。
 
「ああ、やっぱりウチの子だけじゃないのな」と少し安堵するとともに、
ちょっと前なら周囲の理解不足から負のスパイラルに陥ってしまうところを
今はだいぶ学校現場での病気に対する認知度が高まってきているんだなぁ、と思いました。
それならば、親の方で「こういう病気があって、自分の子もそうなるかもしれない」と
起立性調節障害という病気の存在と特徴を知ってさえいれば、
学校側と連携して子どもに適切な対応を執ることができる可能性が増えた、という訳で。
 
もし「ひょっとしてウチの子もそれかも……?」と思い当たる節のある親御さん、
起立性調節障害はそんなに珍しい病気でもないようです。
どうか家庭内で抱え込まずに、まずは病院に、そして学校にご相談を!
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