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過敏性腸症候群と呼ばれて [ODさんといっしょ]

精密検査を勧められて三男坊を受診させた消化器内科で、
出された診断は「過敏性腸症候群」。
明らかな原因は不明だけれども、三男坊(中1)くらいの子には結構いるらしく、
学年が上がったり受験が近づいたりでストレスを抱える時期に患者が増えるそうで。

やはりストレスか。
それに、今年に入ってからは私が夕ご飯作りを趣味にするようになって
やたらとニンニクたっぷりなレシピばっかり料理していたから、
それで三男坊の腸内の善玉菌も悪玉菌も根こそぎ駆逐してしまったのかしら。

そんなことを推測しながら、診断を受けたその日からはさっそく、
我が家の献立は過敏性腸症候群の患者向けの「低フォドマップ食」になりました。

フォドマップ(FODMAP)というのは、小腸で吸収されにくい糖類のことで、
アレルギーとは違うけれど、腸が弱っている人がフォドマップを摂取すると
下痢や腹痛などの症状が現れてしまうのだそう。
そして、高フォドマップ食材のリストを見て真っ先に目に入ってきたのは
小麦、玉ねぎ、ニンニク……。私の料理で必ず入っているものばっかり!!
息子には気の毒なことをしてしまったことよ……トホホ。

ところが、食事を低フォドマップに切り替えてからしばらく、
確かに三男坊がトイレに篭もり切りになることは少し減ったものの、
相変わらず朝の彼は非常に具合が冴えず、
頭痛や腹痛を訴え続けてはせっせと学校を休む日々が続きます。
しかも、朝は世界が終わったような顔でグッタリしているくせに、
夜は人が変わったように元気になって、テレビでダラダラYouTube三昧ときた。
で、テレビのリモコンを取り上げられれば、今度は自室に篭もって
ラノベやらマンガやらを日付が変わるまで読み耽り続けるのです。
いったい何度、部屋のブレーカーを落としてやったことか。

フォドマップに気を遣いながら毎日の献立を考えなくてはならない妻にとって、
こっちはこんなに頑張っているのに……という徒労感とイラ立ちが
日を追うごとにジワジワと蓄積していくし、
彼女の心のザラつきを傍で感じ続ける私もまた、ストレスを貯めていく。
普段は飄々としている二人の兄(高2、中3)も、
怠惰にしか見えない弟の様子にはさすがに結構キレかけで……。
時間の経過とともに家の中の空気が次第によどんでいくのが悲しくて、
でも一発大逆転の解決策がある訳でもなくて、
そんな苦しい日々が、一ヶ月ちょっと続いていました。

そして、夏休み明けからちょうど二ヶ月経った10月中旬、
事態は次の展開へ移ります。


つづくよ!

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